▉評審推薦語

謝鴻文（決選評審、兒童文學作家暨研究者）

封面上，帶著微笑的鯨魚被一群生物圍繞著，景象有些熱鬧。可是封底卻僅見一排骨頭，冷冷清清地躺在海底。圖像製造的反差，已然暗示著故事的發展。

翻開書頁，跟隨著宛如生態攝影般寫實的圖畫視角移動，潛入漆黑深海中，「海洋雪」的景象猶如美麗的幻境。然而，美麗的另一面卻也是哀傷，因為有生命殞落了——那是一頭抹香鯨，當牠巨大的身體沉入這片深海，視覺上的轟然震撼亦由此開始。

隨之可見的深海生物生態現象，頗讓人大開眼界。先是歐氏荊鯊游來吃抹香鯨的屍體，接著寄生鰻、甘氏巨螯蟹、海膽……也紛紛過來啃食，經過半年後只剩下骨頭。

這樣「活生生」目睹抹香鯨從有到無的肉體消逝過程，讀者湧出的悲戚心情，卻馬上又被轉化。因為抹香鯨雖然死亡，卻提供了其他生物生存的養分，連骨頭都成為形如紅色細絲的食骨蠕蟲之食物，即使骨頭腐敗後釋放的琉化氫，大海中也有細菌或靠此細菌維生的生物可以受此滋養共生。自此我們會恍然大悟，這其實就是自然界生死往復的循環。

書末的圖鑑，簡單介紹了從鯨落獲得滋養的各種深海生物，為圖像補充了知識的深度，也解答了小讀者可能會有的疑惑。

這本圖畫書彷彿是一堂選材特殊的生命教育課。從生生不息的生態體系，讀者學習到的不僅有文字提供的知識，還有圖像細節裡一一揭示的祕密，更深刻體驗到一種成全、照顧他者的大愛。個體生命的意義與價值，正契合詩句「落紅不是無情物，化作春泥更護花」的精神。

故事尾聲的跨頁裡，寂寥的深海中我們再次看見「海洋雪」，其中潛藏著食骨蠕蟲的幼蟲，正在茫茫深海裡尋找食物和歸依之所。最後圖像聚焦成一個圓孔，只見食骨蠕蟲的紅色細絲彷彿在揮手搖曳說再見。是在和誰說再見呢？故事結束於此，依然很耐人尋味。 ●

▉作者江口繪理 獲獎感言

非常感謝將本書評選為Openbook好書獎・年度童書！幾年前我造訪台灣時，便被台灣人的細膩體貼和溫情所深深吸引，而愛上了台灣。我的作品能獲得台灣讀者們的青睞，並獲選為年度童書，真是令我欣喜萬分。

本書的舞台，是生命走到盡頭、沉落到深海底的鯨魚軀體。對於棲息在食物稀少的深海的生物而言，鯨魚無疑是一頓大餐。聚集而來的深海生物中，有些生物的生活方式，對生活在陸地上的我們來說簡直難以置信。

而在這些生物當中，有一種長得像巨大鼠婦的「大王具足蟲」，也棲息於台灣外海的深海裡。牠是一種奇妙的深海生物，即使數年不進食也能存活。

希望這本繪本能引領各位想像——環繞著我們所居住的陸地、那片近在咫尺的海域中，正上演的「深海盛宴」，以及思索陽光照耀的海面與漆黑深邃的海底串連起的「生命循環」。

江口繪里

原文：

年間ベスト児童書賞に選んでいただき、ありがとうございます！　数年前に台湾を訪れたとき、細やかな気遣いと温かさにあふれた人々に魅了され、台湾が大好きになりました。台湾の方々の目に私の本が留まり、ベスト児童書賞に選んでいただけたこと、うれしくてなりません。

この本の舞台は、命を終えて深い海に沈んでいったクジラの体。食べものの少ない深海にすむ生きものたちにとって、クジラはとてつもないごちそうです。集まってくる深海生物たちのなかには、陸上にくらす私達には信じられないようなくらし方の生きものもいます。

そんな生きもののひとつ、巨大なダンゴムシのような「ダイオウグソクムシ」は、台湾の沖の深海にもいます。数年にわたって何も食べなくても生きられる、不思議な深海生物です。

この絵本を読んで、自分たちの住む陸地をとりかこむすぐそこの海で起きている“深海の大宴会”に、そして、太陽の光が降り注ぐ海面と真っ暗な深海底をつなぐ命の循環に、思いをはせていただけたら幸いです。

江口絵理

▉繪者河崎俊一 獲獎感言

這次非常感謝將這本書評選為Openbook好書獎年度童書。

本書首先有作者江口小姐溫柔而靜謐的文字，再加上審訂的藤原教授在科學方面的協助，因此在我繪製插圖之前，科學繪本的基本框架就已經相當完備，剩下的只需要加上插圖。然而，卻存在一個難題：若要如實地描繪真實的深海樣貌，大部分的頁面恐怕只能呈現一片漆黑。

我們常看到的深海世界，其實是以探測器的照明燈映照出來的畫面，不過，若直接轉化為繪本，畫面稍嫌單調而且過於雜亂——至少從遠景看來是如此（雖然在我眼中，它是極為美麗的景象）。再加上故事是啃食死去的鯨魚這個非常難以表現的題材。

也因此我所描繪的，與其說是真實的深海世界，不如說是存在於我心中的深海樣貌。那是令人聯想到外太空般幽暗而靜謐的空間，也是既可怕又可愛、有點詭異的生物們悠游於其中的奇妙空間。

我將鯨魚分解的過程，描繪成既像是某種祭典，又如同一種再平凡無奇不過、不帶感情的機械化過程。但無論如何，生與死都在物質層面循環著。而我鍾愛這顆星球所蘊含的這種世界觀。

河崎俊一

原文：

この度はOpenbook年間児童書賞をいただき誠にありがとうございます。

この本はまず江口さんの書かれた優しくも静けさをたたえた文があり、監修の藤原先生に科学的な面をサポートして頂くことで、僕が絵を入れる前に科学絵本としてのベースはすでに整っておりました。あとは絵を入れるだけですが、一つ問題がありました。本当の深海というのを正しく描くと、殆どのページはただ真っ黒になってしまいます。

探査機が照明で照らした映像が僕らがよく見る深海世界ですが、少なくとも引きの絵で見る限りは(僕にとっては大変美麗な光景ですが)そのまま絵本にするにはちょっと地味で雑多すぎます。しかも死んだクジラを食べるというなんとも表現の難しい物語なのでした。

僕が描いたのは本当の深海世界というよりは、僕の心の中にある深海の姿です。それは宇宙を思わせる暗く静かな空間で、恐ろしくも可愛らしい、なんだかうろんな生き物たちがぬるっと泳ぐ奇妙な空間なのです。

クジラを分解する過程は、一種の祭典のようにも、ただありふれた無機質な過程のようにも描きました。いずれにせよ、生と死が物質的に循環する。そんなこの星の世界観が僕は好きです。

かわさきしゅんいち